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イブ・コフォード・ラーセン(Ib Kofod-Larsen) ソファ 座面下の木枠作製、クッションウレタン交換・新規作製、ウェービングベルト・生地張替え

お客様がお持ちの家具(ソファ)の修理のご依頼。
(当店販売のアフターケアは勿論ですが、今回のように他店で購入をされた家具の修理のご依頼も承っております)

今回は、イブ・コフォード・ラーセン、3シーターソファの修理・メンテナンス風景をご紹介致します!


こちらが、メンテナンス前の状態です。

image1_edited-1.jpg image3.jpg

こちらのソファの、3つの座面クッションに隙間が生じている
また、座った時の沈み込みが均一では無いというご相談を頂きました。

隙間に関しましては、内部のウレタン交換にて、

沈み込みの違いは、座面下のウェービングベルト(上右の写真)の劣化に加え、
構造上(下に説明あり)、ベルトが奥行き方向にしか張られていない事が原因であると考えました。

ウェービングベルトを使用する場合、本来は縦横の格子状に編み込むか、
今回のソファの様な場合は、さらに幅や厚みのあるベルトを使用する必要があります。



それでは、メンテナンスを開始します!

まずは、ソファを分解し、劣化したウェービングベルトを取り除きます。

IMG_0142.jpg IMG_0141.jpg

ウェービングベルトを張る木枠(上右の写真)には、
ベルトを打ち付ける桟が一方(幅方向)にしか取り付けられていないので、
格子状に張ることができない構造になっていました。


そこでこちらのように、元々あった桟の内側に、新たな桟を取り付けます。

IMG_0056.jpg IMG_0055.jpg

さらにこちらの様な木枠を、それぞれのクッション用に3台作製します。

IMG_0666.jpg IMG_0669.jpg

張った後に段差が出ない様、ウェービングベルトの厚み分の溝が彫ってあります・。

IMG_0668.jpg

本体の枠に収めると、この様になります。

IMG_0053.jpg IMG_0058.jpg

こちらの枠を取り付ける前に、ウェービングベルトを張っていきます。

IMG_0672_edited-1.jpg IMG_0670.jpg

ウェービングベルトを格子状に張る場合、ひとつの大きな枠に張ると、
ベルトの伸び(沈み)が左右と中心で変わり、座った時の沈みも変わってしまいます。
そこで、この様にそれぞれ3つの枠にベルトを張り、取り付けることで、どこに座っても均一の座り心地となります。



完成したものを、本体に取り付けます。

IMG_0673.jpg IMG_0675.jpg


最後に、通気性の良い生地で目隠しをして完了です。

IMG_0749.jpg IMG_0750.jpg

元々ウェービングベルトが取り付けてあった桟や、裏側にも施してあります。

IMG_0751.jpg IMG_0769.jpg


使用されていた背もたれのクッションは、
内部にバネが入っておらず、ウレタンのみの仕様となっていました。
そこで新規のバネを作製し、座面同様、バネ+ウレタンの仕様に変更しました。
その際、お客様のご希望で、クッションの高さを10cm高く作製しました。


ソファの座り心地は、上記のウェービングベルトと、クッション内部のバネ・ウレタンの兼ね合いで決まります。
お客様にご希望の座り心地をお伺いし、よりご希望に近いものを目指して加工致しました。


また、合わせてお客様にお選び頂いた生地にて張替えも行いました。

こちらがビフォーアフターです。

image1.jpg IMG_0347.jpg


新規クッション作製や張替えはもちろん、今回の様な座り心地の改善も行っております。
(お持ちのソファの構造によってはできない場合や、違う方法でのメンテナンスになる可能性がございます。)

お気軽にご相談ください。

メンテナンスのご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
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